アマチュア無線

買い取りしたJRCのNRD-545

受信機

9R-59

9R59

9R-59については昔のハムは自作の高1中2からトリオの9R59のキットが定番コースに詳しく述べてあります。

R-300

トリオ R-300

TRIO(現:KENWOOD)は1970年代にキット製品を「Kencraft」のブランド名で販売してました。TS-311をベースにした50MHz SSB/CW/AMトランシーバー「QS-500」や、オーディオアンプ、チューナー、テスター、パワー計、周波数カウンターなどが製品としてあり、QR-666は1973年頃発売されていた製品で、後にTRIOブランドの受信機R-300のベースになっています。

日本でHEATHKITのイメージを定着させようとしたと思われますが、販売数量が伸びなかった為か、後継モデルが発売されることも無く消滅してしまいました。

私も当時「QS-500」は購入して組み立てました。
QR-666はキットですが、姉妹機の完成品としてR-300がトリオブランドで3年後に発売されました。回路も概ね同じで、プリント基板の一部も品番が一緒です。

トリオのゼネラルカバレッジ受信機R-300は、アマチュアバンドを含むHF帯・中波放送帯(BC)はもちろん、170KHzの長波と中波放送が受信可能です。
真空管時代の9R-59D・9R-59DSの後継機種と思われますがこれらは下限が535KHzでした。

キットで先に発売されたQR-666(ケンクラフトブランド)の製品版という位置づけで、類似点も多数あります。
オール半導体のリグで、30MHzまでを6バンドに分けてカバーしております。
AC100VあるいはDC13.8Vでも動作しますが、下面に単1電池8本のボックスがあり、電池動作も可能です。

下面中央に、アンテナ・高周波・発振コイルが並んでいるコイルパックユニットがあります。
真横にある基板はRFユニットで、回路・パーツのレイアウトはほぼQR-666と同じです。
バンド切替スイッチにも、糸掛けの機構があります。
メインダイヤル横のバンド表示部で、上下に緑色のウインドウを表示しますが、表示部はフロントパネル裏にあり、糸を外さないと本体からフロントパネルを取り外せません。

上面の背面にIFユニットがあり、455KHzから検波までの回路が含まれます。
すぐ横にあるのは500KHzマーカーユニットで、標準装備されています。
電源トランス横はAF/PSユニットで、低周波増幅及び電源回路があります。

いずれもプラグインモジュールになっており、かつスペースに余裕があるので、基板を抜き差しして回路を修正・点検するのに大変便利です。
A-Eバンドはシングルスーパー・Fバンドはダブルスーパーですが、高周波増幅・第一ミキサは共通です。

第一ミキサは出力同調回路を分けてA-Eバンドは455KHzで、Fバンドは4.034MHzで出力を取り出します。
さらにFバンドは第二ミキサで第二局発3.579MHzをミックスし,455KHzを得ますが、A-Eバンドは第二局発を止めてバッファアンプで動作します。

黒いデスク型の外観は大きく重量感があり、チュ-ニングツマミはフライ、ホイ-ルがあるので、ダイアルの回転はスムースです。
バンド、スプレットは放送バンドとハムバンドが分割表示されて居ります。
受信周波数は175kHzから始まり410kHz~525kHz間の海岸局、海上移動局は抜けてますが、中短波、短波はバンド切り替えでフルカバ-です。

BFOは10pFのミゼットバリコンですが、バンド、スプレットと微妙な操作が必要ですが支障はありません。
その他RF-GAN,今では珍しいANT-TRIMも付いて居り、音質、音量はAMの帯域幅が広いせいでしょうか
小型機と違い内蔵スピ-カ-の口径も大きく堅い好みの音質で迫力があります。

FRG-7

FRG-7

先日買取したうちのFRG-7

0.5MHzから30MHzをカバーし、デザイン・ボディカラーは101シリーズによく似ております。
周波数は0.5-1.6MHz、1.6-4MHz、4-11MHz、11-30MHzの4区分で同調回路を分けます。
フロントパネルの中央にあるノブ付きツマミのVFOで周波数を変えますが、変化幅は1MHzです。MHz台の周波数変更は左上のMHzツマミで切り替えます。


AFゲインツマミはありますが、RFゲインのツマミはなくアッテネータで対応しています。
また、隣接周波数からの混信による影響を避けるため、TONEスイッチで低周波出力の帯域を変え改善を図っています。 入手したリグは前期モデルで、後期モデルはメインダイヤル右に周波数微調整のFINEツマミが追加され、PHONEジャックが大きなものに変更されたようです。

このリグの特徴は、第一中間周波数が54.5-55.5MHzのアップコンバージョンのトリプルスーパーであることです。
入力信号に第一局発55.5-84.5MHzを第一ミキサで混合して54.5-55.5MHzの信号を得ます。


一方、第一局発と1MHzの整数倍信号をミックス(PREMIX)し、得られた周波数成分から52.5MHz付近のみを増幅します。これを第二ミキサーに加えることで、第二中間周波数2-3MHzの信号を得ています さらに、2.455-3.455MHzのVFO出力をミックスして455KHzの信号が得られます。 入力信号をfi、第一局発をfosc1として考えると、第二ミキサ後の周波数はfosc1と無関係になり、第一局発のドリフトに無関係なところがミソです。プリミックス後のバンドパスフィルタは帯域150-200KHzで調整する旨、取説に記載されていますが、fosc1はこの帯域内の変動であれば受信に影響しないことになります。

なかはガラガラです。RFユニット、IF.AFユニット、VC、ドラムとドラム下のVFO、電池ボックス等が収まっております。
電池ボックスを取り払えばQRPのトランシーバーに改造できそうです。
ユーザーのほとんどがBCL,SWLなので、その必要はないですかね。

それにしても大きく空いた空間、もったいないので、何か入れたくなります。
MHzツマミ、PRESELECTツマミ共メインダイアル同様回転ドラムです。
中波とアンテナの関係で7MHzを聴いてみましたがまずまずの状態です。
今のところ使う予定はないのですが、暇が出来たらRF部あたりの調整をやってみます。

FRG-7については通信機メーカー各社が競っていた頃の受信機ヤエスFRG-7に詳しく述べてあります。

SX-190

SX-190

SSR-1

SSR-1

SSR-1はBCL全盛時代にドレークブランドで発売になった通信型受信機で、定価が69,500円と同時代のヤエスのFRG-7と比べて少し高めの設定でした。

同時期には家電メーカーのナショナルのクーガやソニーのスカイセンサーに代表される受信機の他にも日立やシャープ製の受信機もありました。

SSR-1は本当にドレーク製なのか、話題になりましたが実のところはドレークの国内代理店が作らせた国産品のようです。
通信型受信機と呼ぶのは少しためらわれるようなデザインです。
もっとも本家のR-4C等にしてもコリンズのような重厚感はありませんが。

SSR-1はワドレーループ方式を採用したトリプルスーパーヘテロダイン受信機で、ヤエスのFRG-7も同じ方式です。
トリプルスーパーヘテロダインの構成は、第1局発ははLC発振器で、第2局発はは水晶発振の1MHzハーモニクスオッシレータと第1局発をミックスする。

第1局発の周波数がドリフトすると、それを第2局発がキャンセルすることで、受信周波数のドリフトを抑える仕組みになっています。

NRD-345

NRD-345

NRD-345はプロ用通信機メーカーのJRCとしては、珍しく廉価で小型の受信機ですが、NRD-545同様前面パネルの左上には赤バッチが燦然と輝いております。
JRCのNRD5X5シリーズは随分買い取りもしたし、私自身も使ってみましたが、

NRD-345ははじめて今回はじめて買い取りをさせていただきました。
もちろん触るのははじめてです。
はじめて触れてみての感想は、やはり小さい事とそれに伴う重量の軽さです。
NRD-5X5シリーズの重厚感はありません。

 1996年の発売で受信可能な周波数は100KHz~30MHz。
モードはAM/SAM(同期検波AM)/SSB/CW/FAXでFMモードは備えておりません。
100KHz~30MHzの周波数範囲では、FMは29MHz帯だけなので廉価版という事もありその辺はやむを得ないでしょう。

どうしてもという事であれば、AMモードでスロープ検波という手があります。
特徴としてAM同期検波回路、ワンチップDDS ICの採用、ノイズブランカー、高感度、ワイドダイナミックレンジ、パソコンによるリモートコントロール、時計、タイマー機能等を謳っている。

受信方式はダブルスーパーでIFが44.855MHzと455KHz。
最小周波数ステップは5Hz。
安定度も電源ONから1時間以内は±10ppm以下。

大きさは幅250*高さ100*奥行238mm重量は3.5Kg。
選択度はワイド(4KHz以上/6dB)とナロー(2KHz以上/6dB)の2種類のフィルターが実装されている。
電源が内臓されていない点は不満があります。
スペースもそんなに必要ないし、あまりコストアップにならないと思われますので、廉価版とはいえ内臓させて欲しかった。

NRD-545

NRD-545

NRD-545は残念ながらリニアアンプのJRL-2000F、JRL-3000Fと共に2017年12月15日をもって修理の受付を終了してしまいました。

これによってJRCはアマチュア無線関係の修理の受付をすべて終了し、アマチュア無線部門からは完全に撤退してしまいました。

1915年創業の大変歴史のあるプロ用無線機のメーカーが、1977年にアマチュア無線に参入されて以来の長い歴史の幕を閉じた事は非常に残念です。

NRD-545は1998年の発売で受信可能な周波数は10KHz~30MHZ。
モードはAM/SSB/CW/RTTY/FM。

アマチュア用通信型受信機としては世界トップレベルのプロ用無線機メーカーが販売した受信機ですから、当然世界トップレベルの高性能受信機です。

左上に輝く赤バッチは憧れでもありオークションでも高額で取引されておりましたが、BCLブームが去ったのか ?このところ落ち着いてきています。

NRD-545の最大の特長は、IF以降の回路をDSPによってデジタル信号処理しています。
これによって歪みの少ない高品質な信号が再生されました。
しかし一部のマニアからは特にAM時の音質の悪さを指摘されています。

混信/雑音除去機能も実に豊富でノイズリダクション、ビートキャンセラー、ノイズブランカ、ノッチフィルター、可変範囲±2.3KHzのPBS、デジタルIFフィルターの通過帯域幅を10Hz~9.99KHzまで連続可変できるBWC、同期検波回路(ECSS)と多彩です。

その他、1000chの大容量メモリーも搭載されている。
メモリーも使いにくいと指摘があります。
想定されるあらゆる受信状態にも対処できる高性能DSP受信機であります。

オプションのワイドバンドユニットは、本体は上限30MHzまでの受信ですが、このユニットを付ける事で、2000MHz(2GHz)までの受信が可能になります。
この中には、一般のFM放送、TVの音声放送、その他いわゆるアクションバンドが含まれます。

オプションは他にもCGD-197  高安定水晶キット(TCXO)があります。
この事からもオプションのワイドバンドユニットはプレミアがついて、オークションでも高額になっております。
選択度は0.10kHzから9.9kHzまで0.10kHzごとに自由に設定することができます。