アマチュア無線

買い取りしたJRCのNRD-545

早いものでもう開局して58年になりました。

最近は視力の衰えで基板の製作は出来なくなりましたが、
アマチュア無線機等のレストア、メンテナンスを行っております。
アマチュア無線機、他の無線機、測定器、パーツ類も買取しております。
そのうちの機種ごとに分かる範囲で詳細を記載していきます。

トリオ、ケンウッドのトランシーバー

TM-842

TM-842

TM-842はTM-742,TM-942,TM-2400と共に1992年にケンウッドから発売された430/1200MHz帯のFMマルチバンダーです。
オプションの28/50/144MHz帯のユニットを追加する事により、トライバンダーになります。

無線機本体とパネル部分を分離する事ができます。
さらにパネル部分を表示部と操作部に分ける事ができます。
この事によってクルマに搭載する際に別々に取り付けられますので、より自由度が増します。
一番のお気に入りはすべてのバンドを同時受信できる事です。
これは同社の固定機TS-790でもできません。

TM-942

TM-942はTM-842,TM-2400と同じく1992年にケンウッドから発売になりました。144/430/1200MHz FM 10W の TM-942が 149,800円
144/430/1200MHz FM 25/25/10WのTM-942Dが 162,800円
144/430/1200MHzFM 50/35/10WのTM-942Sが 164,800円
とバブル期とあってモービル機としては高価な部類です。 

TM-942 は 144/430/1200MHz と3バンド同時受信を可能としたFMモービル機で、FMでトリプルバンド同時ワッチが出来る無線機は現在他には無いように思いますので、1200MHzの存在と共に貴重です。
また同一バンドの2波同時受信も可能可能です。(もちろん送信は同時にはできない)

 姉妹機のTM-741 は144/430MHz。
TM-841は430/1200MHz のデュアルバンダー機であり、オプションの28MHz帯UT-28/S,50MHz帯UT-50/Sを追加する事により、トリプルバンダーとなります。


バンドを追加しない時は空いた表示部はデジタル時計の表示となります。
デジタル時計の表示にはカウンタICという電子デバイスが機械の中に組み込まれている必要があり、それによって作動します。
カウンタICの入手はRSコンポーネンツ


各々ハイパワー機はサフィックスに「D」が付く25W機(当時の3アマ用)。「S」の付く430MHz が35W機(2アマ以上用)があります。
1200MHzはどれも10Wですが、移動時は電波法で1W以下までに制限されています。

TM-2400

TM-2400

TM-2400に関してはケンウッドのTM-2400は国産初の2400MHz帯トランシーバーに詳細を述べてあります。

TM-2400は1992年に ケンウッドから発売になった国産初の2400MHz FM 1Wのトランシ-バ-で139,800円
今回買い取りのTM-2400は1200MHz帯のユニットUT-1200が増設されております
1200MHz帯はM67711で10W
2400MHz帯はMGF0905Aで1W

TM-2400は発売当時マイクロウェーブに熱中していた頃で、2400MHz帯のトランスバーターは何台か作り、トランシーバーもと思ってはおりましたが、デジタル回路に疎くて周波数の制御関係がうまくいかず断念した経緯があります。
そんな折に発売になりましたので、早々に予約を入れて購入しました。
地域の関係で目指していたロット番号一桁は叶わず二桁になってしまいました。

同時期に豊橋のJA2GUJ柴田OMが2400MHzのレピーターを設置されましたので豊橋では割合多くの方がアクセスされておりました。
後に台風で2400MHzのアンテナが飛ばされてしまい、TM-2400も手放してしまいましたが、今回買い取りした中にTM-2400が含まれておりました。

TS-130V

TS-130V

TS-130はトリオが1980年に発売しました。
TS-130S トリオ トランシ-バ- 3.5-30MHz SSB/CW 100W 139,000 
TS-130V トリオ トランシ-バ- 3.5-30MHz SSB/CW 10W 115,000
今でこそ10W機も50W機も100W機も値段は変わらないのが当たり前になっておりますが、当時は10W機と100W機では値段が異なっておりました。
これは他社の無線機においても同様でした。

特徴は独自のPLL回路を採用し、FETのバランス度ミクサーと共にRF、IF回路にMOS FETを多用し送受におけるスプリアス特性、2信号特性を改善しております。
運用周波数を100Hz台まで正確に表示するデジタルディスプレイを内蔵し、バンドやモードを切り替えても真の周波数を表示します。

IFフィルターの通過帯域を等価的に変化させて、混信除去に有効なIFシフト回路を内蔵。
WARCバンドを含む80~10mのアマチュアバンドをフルカバー。
オプションのフィルターを追加することによってSSB,CWモードでナロー、ワイドの切り替えが可能。
SSBモードではバンドを切り替えると自動的に10MHz以上のバンドはUSB,10MHz未満のバンドではLSBになります。

現在はより小型で、HF/VHF/UHFを搭載し、セパレート可能の無線機がありますが、当時としては小型の部類に属しますので、クルマに積んでモービル運用をされていた方も大勢いました。
私も一時期は積んでおりました。

TS-130は何台か買い取りをしましたので、その内の1台をモニター用に使用しております。
モニター用なので本当はフィルターを取り除けば良いのですが、現状はそのままです。

TS-130については先日買い取りした無線機の中に懐かしいトリオのTS-130が混じっておりましたに詳しく述べております。

TS-520

TS-520

TS-520はトリオから1973年にDタイプ(160W入力)とXタイプ(20W入力)が発売。
1977年にSタイプ(160W入力)とVタイプ(20W入力)にモデルチェンジ。
1.9MHzバンドの追加とスイッチの機能変更等がありました。

TS-520Xは114,800円
TS-520Dは129,800円でした。
現在は10W機も100W機も同価格が当たり前になっおりますが、当時は価格は異なっているのが当たり前でした。

TS-600

TS-600

TS-600は1976年にトリオから発売になった50MHz のオールモードトランシ-バ-です。SSB/CW/FM 10W AM 5W
古い無線機ですが、今でも人気のある無線機です。

TS-700S

TS-700S

TS-700Sは1977年にトリオから発売になった144MHz帯のオールモード機で149,800円でした。

送受信周波数 144~146MHz
電波形式 A1 A3 A3J F3
出力 10W(A3 3W)
インピーダンス50Ω
電源電圧 AC100V

アナログVFOですがカウンターを内蔵したデジタル表示です。

TS-700SについてはトリオのTS-700S は40年以上前に発売になった144MHzオールモード機に詳細を述べてあります。

TS-790

TS-790

TS-790についてはケンウッドのV/UHF帯オールモード機 TS-790に詳細を述べてあります。

1986年頃から始まったバブル景気。
私はあまりおこぼれに与る事はありませんでしたが、バブルの波はアマチュア無線界にも押し寄せておりました。
それまではV/UHF帯での交信はFMが主体で、CW,SSBでの交信は一部のマニアがHF機を親機にしたトランスバーターを自作してサテライト通信等で運用しておりました。

トリオでは1973年の144MHz帯のオールモード機TS-700を皮切りに続々と700シリーズが発売され、アイコム、ヤエスも似たような経過を辿ってバブル期も相まってアマチュア無線機の3大メーカーが相次いでV/UHFの固定型オールモード機を発売を開始しました。

1987年にヤエスからFT-736が発売50/ 144/430/1200MHz SSB/AM/ CW/FM 10Wで 227,900円 50/1200MHzはオプション
1988年にケンウッドからTS-790が発売
144/430/1200MHzSSB/CW/FM 10W でGタイプは309,000円
1989年にアイコムからIC-970が発売
アイコムは後によりコンパクトなIC-910も売り出しています。
144/430MHz SSB/CW/FM 10Wで 268,000円 1200/2400MHzはオプション
いずれもオプションを追加すれば30万オーバー。
バブル期ならではの無線機です。

TS-830S

TS-830S

TS-830は従来のTS-5××シリーズと比べるとより完成度の高いトランシーバーになっております。
内部ノイズの少なさは当時ではトップレベルです。
混信除去機能も今時のトランシーバーにも引けを取りません。

デジタルディスプレイがカウンタ式なのもこの機種までですし、受信がハムバンドだけというのもこのリグが最後です。
アナログVFOを使用しているのもこのリグまでですので、当然外付けVFOが存在するのもこのリグまでです。

これ以後の機種は方向そのものを変えて、トランジスターフアイナル、ゼネカバ受信機、デジタルVFOという方向に進んでいます。
TS-930、TS-430がこのリグの後継機種に当たりますが、TS-830との共通点はあまりありません。

アナログ方式を極めたトランシーバーと言えると思います。
各種混信除去をはじめ充分な付属回路を搭載しており、マーカーも標準装備していることも維持調整には大変有効です。

TS-830については真空管時代の最後の名器トリオのTS-830が入荷しましたに詳しく述べてあります。

TS-850

TS-850

TS-850SはTS-820.TS-830の後継機で、1991年の発売です。
価格は269,000円です。
真空管からオール半導体へと進化を遂げ、広帯域受信、周波数メモリー、FM送信、デュアルVFO、オートアンテナチューナ内蔵、DDS、CWピッチ変更、CWキーヤー&メモリーキーヤー内蔵、etc,etc・・・等高性能化しています。

TS-930

TS-930

トリオからTS-900の伝統を引継ぎ登場したのが、このTS-930シリーズです。
100W機のTS-930Sが269,800円
10W機のTS-930Vが249,800円

 TS-930Sは終段にモトローラのMRF-422×2を搭載し、30Vで駆動しているため、低歪みで、リニアリティーの高い電波を発射することができます。
また、IF SHIFTやWIDTHを一歩進めたSSBスロープチューンや、効きの良いIF NOTCHを実装し、混信対策も万全です。

TS-930については黄昏ジジイのアマチュア無線機修理トリオのTS-930編に詳しく述べてあります。

TS-950SD

TS-950SD

1989年に社名はトリオからケンウッドに変更になっておりましたが、 TS-950S  3.5-29.7MHz AM/CW/SSB/FM/FSK 100Wトランシ-バ-が 528,000円で販売されました。
同時期のV/UHF機にはTS-790があります。

TS-950SDは2波同時受信機能(サブ受信機)が搭載されておりました。
送信部にMRF429×2の50Vファイナルを実装し、余裕の100Wを出力していました。
出来ればアナログメーターであって欲しかったのですが、POWとSWRおよびALCが同時に見れるのは、とてもありがたい機能です。

RFスピーチプロセッサーですが、IN/OUTが調整できる本格的な仕様です。
一番下にKEYスピードやVOX関連が小さなVRで配置されており、ここでディレイが調整できるのは、ありがたいです。
NBはTS-850と同様、通常とウッドペッカー用の2種類あり、メイン、サブ受信機それぞれ独立してレベルを調整できます。

しかも、サブのNBトリガーで、メインのNBを動作させることができます。
これは大変な優れもので、サブ受信機をONし、強い局の抑圧を受けないノイズの多い周波数に合わせる事で、メイン側で、とても安定した効きの良いNB動作が可能となります。(この場合、メイン側のNBボリュームは最低の0の位置にします)

 CW用のフィルターもS-950S DIGIT ALには、 YK-88C-1, YG-455C-l, YG455CN1を標準装備しております。
さらにデジタルシグナルプロセッサーDSP- 10,温度補償型水晶発振ユニットSO-2も標準装備です。ちなみにこの流れをくむ現用機はHF/50MHz帯 トランシーバーTS-990Sで760,000円 (税抜き)です。

TH-G71

TH-G71

TH-G71はケンウッドから1997年に発売された144/430MHz FMのデュアルバンダーです。
出力は外部電源を使用すれば5W。
受信の拡張もチップ部品を1個外すだけで簡単に行えます。

スプリアス確認保証可能機器リストに記載されておりますので、スプリアス確認保証を受けられます。保証を受けますと、新スプリアス対応として使い続ける事ができます。

特徴
日常生活防水仕様
堅牢ボディー
200chメモリー
キーイルミネーション

一般仕様
144MHz帯144~146MHz  430MHz帯430~440MHz
電波型式 F2, F3
アンテナインピーダンス 50Ω
使用温度範囲 -20℃~+60℃
電源電圧 外部端子 5.5~16.0V(13.8V)
(定格電圧) 電池端子 4.5~15.0V(6.0V)

消費電流
送信時 HI:13.8V(外部電源) 144MHz帯約1.6A 430MHz帯約1.7A
送信時 HI:9.6V(電池端子)  144MHz帯約1.6A 430MHz帯約1.7A
 送信時 LOW:6.0V(電池端子) 約0.5A
送信時 EL:6.0V(電池端子) 約300mA
受信待ち受け時 約70mA
バッテリーセーブ時平均 約30mA

接地方式 マイナス接地
寸法 (WXHXD,バッテリーPB-38装着時) 54X112X33.5mm
寸法(突起物含む) 60X129.5X37.6mm
重量(付属品装着時) 約330g
マイク口ホンインピーダンス 2kΩ 

送信部
送信方式 VCO直接発振
HI:13.8V (外部電源) 5W
HI:9.6V (電池端子) 約4.5W
HI:6.0V (電池端子) 約2.5W
EL:6.0V (電池端子) 約0.5W
EL:6.0V (電池端子) 約50mW

変調方式 リアクタンス変調
最大周波数偏移 土5kHz以内
スプリアス発射強度 -60dB以下

受信部
受信方式 ダブルスーパーヘテロダイン
第 1中間周波数 38.85MHz
第 2中間周波数 450kHz
受信感度 (12dBSINAD) -15dBμ(0.18μV)以下 
スケルチ感度 -20dBμ(0.1μV)以下
選択度 -6dB 12kHz以上
選択度一40dB 28kHz以下
低周波出力(10%ひずみ、電池端子6.0V時) 300mW以上 (80)負荷
低周波出力(10%ひずみ、電池端子9.6V時) 500mW以 上 (80) 負荷